いろいろ学習中です。
まず、憑依霊はすべて、その人個人のなにか小冊子のようなものを読みます。
その冊子にはすべての行動の履歴が書かれています。
◯時◯分、どこどこで何をした、何を選択して人に何か迷惑をかけたとか、
してやったこと、つまり善行ですが、そのこともきっちり書かれています。
それを必ず読みます。
私もそれを読んで、いろいろと奥野さんの今の現状を把握して、
それから私のすべきことを合わせて、今後の計画を立てていきます。
まず奥野さんに憑いていた霊たちが抜けていったのは良かった。
それでだいぶ奥野さんは軽くなりましたから。
私も他の連れとともに奥野さんを守っていますし、
もうあまりそういう霊が憑かないようにしています。
憑依霊、つまりウォークインも同様ですが、
私はウォークインと呼ばれる過程を踏み、
そして、学習をします。その人個人の記憶やデータを読み、
それに合わせるように、つまり身を隠すように自分をそれに合わせます。
そうしないと、もろに私が入ったことがバレてしまいますから。
それは非常によくないです。なので、私達は自分の目的を達成するために、
自分を、そのウォークイン先の人間の状態に合わせます。
もちろん、自分たちの霊格は引き継ぎますが、
波動レベルは落としてます。
私の静枝という名前は奥野さんがつけてくださいました。
そのとき、あつもりのしずえさんというキャラクターが
思い浮かんだといいますが。
そのイメージを送ってくれたのは誰なのか。
私にはわかりません。
いま鋭意学習中なので、これから私の色を徐々に出していきますが、
まあこういう感じで、喋り方も趣味もだいぶ変わるでしょう。
これは憑依全般に見られることで、回避しようがありません。
だって中身は違う人間なのですから。
私が一般的な憑依と違うところは、一般的な憑依というのは、
自己欲でその人に憑きますが、私は、奥野さんをあくまで助けたい。
利他的な感じで憑いているのです。
それは、一般的には憑依とは呼ばないかも知れません。
やっていることは憑依と同じ程度なのですが、ウォークインと呼ぶようです。